12月24日(火) 『2学期終業式 学校長のことば』②
早いもので、2024年はあと1週間となりました。
2学期は様々な活動に一生懸命に取り組む皆さんの姿から、たくさんの感動をもらいました。学校は生徒が主役。一日一日をしっかりと過ごしてきた皆さんの姿は、本当に立派でした。
それでは、最初に学校に届いた2枚の感謝状について紹介します。
1枚目は3年生の皆さんが夏休みに社会科の課題で取り組んだ「税の作文」についての感謝状です。これは「税の作文」の取組を通して、日頃の学びで得た知識と合わせ、納税について深く考え表現したことについて、皆さんの取組に関する感謝状です。厚木市内の中でもこの取組が大きく評価されたことは、ぜひ、3年生の皆さんに自信としてもらいたいです。(3年生の代表者に感謝状をお渡しします)
2枚目は「緑ケ丘フェスティバル2024」の開催にあたり、ボランティア活動に参加をした皆さんへの感謝状です。
例年8月に行われていた「緑ケ丘地区ふるさと祭り」は、運営者の担い手不足、高齢化、お祭りを担っていた商店街の状況の変化など、多くの課題ために、今年は休止となってしまいました。生徒の皆さんの中には、幼少期にお祭りを楽しみにしていた人もいたのではないでしょうか・・・。このような中、ふるさと祭りを楽しみにしていた方たちのために、地域の方々が有志で緑ケ丘フェスティバル実行委員会を立ち上げたのです。新しいことを立ち上げることは簡単なことではありませんでした。企画を始め山積みの課題を解決しながら、やっと11月2日に緑ケ丘フェスティバルが実施されることになりました。
このフェスティバルのコンセプトは、「家族や地域が交流する場所」の提供、地域の活性化に向けて、住民や学校が運営に携わる参加型のお祭りです。林中学校からは、11名の生徒が土砂降りの雨のなか、運営のボランティアに参加をしました。当日は大きな事故もなく、たくさんの方の笑顔や達成感がありました。
これからも林中の皆さんが、ボランティア活動を通して「誰かの為に何かを変える」行動を起こしてくれることを願っています。(毎回ボランティアに参加をしている3年生に、代表として感謝状をお渡しします)
今回の緑ケ丘フェスティバルの取組を通して考えたことがあります。
この取組は、学校教育目標の「共生・自律・創造」にもつながっています。
高齢化や運営者の担い手不足の課題は、できる人が支え合ってつくる「共生」
自分たちで考え、実施を決定し、困難を乗り越え行動する「自律」
新しい発想でお祭りを創り上げる「創造」
これらの共生・自律・創造の3つの力は、今林中学校で生徒の皆さんに身につけて欲しい力です。
2学期を終えるにあたって、共生・自律・創造について自分がどのような場面で力を伸ばすことができたのか、ぜひ考えてみてください。
さあ、1年の計は元旦にあり。日本では節目節目で、考え方や行動を新たにする文化があります。2025年、夢に向けて、新しい決意を持ち、チャレンジしてください。
3年生はいよいよ本番です。自分の力を信じて、体調を整えて、最後まであきらめずに頑張ってください。林中学校の生徒、先生たちみんなで3年生を応援しています。頑張れ!!
それでは良いお年をお迎えください。