1月8日(水) 3学期始業式 学校長のことば①
2025年が始まりました。皆さんは新年を迎えて、どのような年にしたいと考えましたか。
今年は巳年(みどし)です。新しい自分に生まれ変わる、幸せな未来をつかむ、という意味があるそうです。また、困難があっても紆余曲折しながら進むことや、しなやかに伸びる草木も表しているそうです。
いよいよ3学期は今年度のまとめの期間となります。3年生は進路決定に向けて、そして4月からの新しいスタートに向けて大きく飛躍する年となります。具体的な目標を言葉にして「有言実行」、良い意味でのプレッシャーを感じて自己実現に向けて努力を重ねてください。
また1,2年生は進級に向けて、新たなことに挑戦をしようと今年一年の計画や目標を定め、決意を胸に秘めている人も多いと思います。失敗しても立ち上がり、何度も挑戦し続ける、そんな粘り強い取組を皆さんが見せてくれることを期待しています。
今年度から取り組みを始めた「総合的な学習の時間」探究学習の発表会が 2月に行われます。自分で決め、取り組んできた課題の発表を通して、さらに学びを深めていきましょう。皆さんの発表を楽しみにしています。
さて、元旦を迎え、能登半島地震から1年が過ぎたことが、テレビや新聞のニュースで報道されていました。被災地では厳しい寒さの中で、多くの方々が、なくしたものに深い悲しみや傷ついた心を抱えて新年を迎えられていることに心が痛みました。そのような中でも復興に向けて力強く動き出している姿に勇気をもらいました。
また、世界に目を向ければ、甚大な自然災害、分裂や対立などで命の危険を感じながら不安な思いで生活を送っている方々がたくさんいます。
私たちは日常の生活を送りながら、世の中で苦しい思いや辛い思いをされている方々の心を慮り、広い視野をもって相手の状況に心を砕く「気遣い」や「優しさ」「思いやり」を持っていきたいと思います。また、いつ起こるかわからない自然災害に対しては、「命を守る行動」ができるように常日頃から意識をしていかなければなりません。
今年も、「優しさ」「思いやり」を持って、自分たちができることを考え、実行できる行動力を林中学校の力としていきましょう。皆さんの活躍を応援しています。